よくあるご質問「「user.ini」は設置できますか？」

CGI版PHPの設定を .user.ini で変更できます。

設定ファイル設置方法

テキストファイルのファイル名を .user.ini に設定し、public_html ディレクトリの直下、或いは設定を変更されたいPHPの実行ディレクトリ内にアップロードしてください。

ファイルパーミッションは、万一の改ざんや誤設定を防ぐため 400（書き込み不可）が推奨値になります。
設定変更の際は 600（書き込み可）をご利用ください。

FTPソフトでの設置

ファイル名の先頭にドットが付かず、「user.ini」になってしまう場合は、FTPソフト側のファイル名変更機能で「.user.ini」に変更してください。

ファイル管理ツール「Filemin」での設置

テキストファイル新規作成 から、ファイル名「.user.ini」を作成、編集できます。
詳細はマニュアル「Filemin」をご参照ください。

設定ファイル設置例

サイト内の全てのPHPで設定変更

設置場所：/public_html/.user.ini

• http://www.example.jp/index.php ← 設定有効
• http://www.example.jp/example/index.php ← 設定有効
• http://www.example.jp/example/php/index.php ← 設定有効

example ディレクトリ内で設定変更

設置場所：/public_html/example/.user.ini

• http://www.example.jp/index.php ← 設定無効
• http://www.example.jp/example/index.php ← 設定有効
• http://www.example.jp/example/php/index.php ← 設定有効

マルチドメイン・追加サブドメインで設定変更

ドメイン毎に設定ファイルが必要となります。

設置場所：/public_html/.user.ini

• 標準ドメイン：http://www.example.jp/index.php ← 設定有効
• 標準ドメイン：http://www.example.jp/example/index.php ← 設定有効
• マルチドメイン：http://www.example.com/index.php ← 設定無効
• サブドメイン：http://sub.example.jp/index.php ← 設定無効

設置場所：/public_html/example_com/.user.ini

• 標準ドメイン：http://www.example.jp/index.php ← 設定無効
• マルチドメイン：http://www.example.com/index.php ← 設定有効
• サブドメイン：http://sub.example.jp/index.php ← 設定無効

設定例

メモリー制限値の変更

memory_limit = 128M

• デフォルトの制限値はサーバーによって異なります。

実行に支障のないエラー（警告・非推奨関数使用）を表示しない

error_reporting = E_ALL & ~E_NOTICE & ~E_DEPRECATED

エラーを表示しない

display_errors = Off

• エラーログ（/home/USER/logs/error_log）に記録されます。

ご注意事項

• 現在の設定値は、PHPの関数 phpinfo() で確認できます。詳細は、PHPマニュアル「phpinfo」をご参照ください。
• FTPソフトで .user.ini が表示されない場合は、FAQ「FTPで .htaccess が見えません」をご参照ください。
• 「PHP_INI_SYSTEM」になっている設定項目は変更できません。詳細は、PHPマニュアル「php.ini ディレクティブのリスト」をご参照ください。

FastCGI版PHPをご利用の場合

• 変更された設定は、現在の実行プロセスが終了するまで反映致しません。
  お急ぎの場合は、CGI版PHPに切り替えていただくか、お問い合わせ窓口より設定反映のご依頼をお願い致します。

CGI版PHPをご利用の場合

• アクセス毎に .user.ini を読み込みます。ウェブサイト表示遅延やエラーの原因になりますので、不必要な設定を避け、適所への設置をお願い致します。